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節句
中国には4つの節句があります。元日は春節、端午は夏節中秋を秋節とし、冬至は冬節。
中秋節
旧暦の8月15日(十五夜)本年度は10月初めに秋の収穫を祝って地の神様を祀り、また月を拝むものです。欠けのない満月の丸い形は儒教の教えによって親を大切にする中国においては家族団欒(円形に食卓を囲むことから)にもつながり、古くから月は崇拝されてきました。中国では「月餅」を食べます。
春節祭

毎年、旧正月に神戸南京町で行われる「春節祭」。雄龍(全長40M)と、雌龍(全長25M)がダイナミックに繰り広げる夫婦龍の踊りや、中国各地方からやってくる雑技団の演技など、本場中国のお正月を体験することができます。

「春節」(旧正月)は、中国では今なお1年を通してもっとも盛大な祝日祭日で、それを祝ったものが南京町の「春節祭」です。南京町の活性化と日中友好を目的に昭和62年(1987)に開催され、それ以来毎年1月末から2月に行われています。神戸に春を呼び込む風物詩として定着し、平成9年(1997)には、神戸市地域無形民族文化財に認定されました。

「春節祭」では、龍踊り(龍は、中国では天の使いとして人々に慕われ、雨を降らす事から豊作祈願の意味もある)や獅子舞(駆邪と降福を祈る)をはじめ、中国民族舞踊、中国楽器の演奏、太極拳の演武、仮装行列など異国情緒豊かな行事が華やかに繰り広げられます。また、大根餅、水餃子などの中国の正月料理も楽しむ事ができます。


11月 南京町好吃広場


ミニ屋台街など、材料を持って行くと南京町屈指のコックが即興で料理を作るコーナーなど、南京町の屋台な一日。

<南京町の誕生>

南京町の誕生は、明治元年、神戸港開港の年といわれるから、今からざっと120年前。その頃、外国人居留地が海岸地帯に設けられていたが、当時清国が日本と非条約国であったため、中国人は居留地に住む事が出来ず、西側に隣接する元町の南に居住を構えた。以来このあたり一帯が、雑貨商、豚肉商、飲食店、漢薬店など、各種の店舗が軒を並べ、このほか洋服職、船員など雑業の職人達が雑居して、中国人の町のようになったことから南京町と呼ばれるようになった。

昭和初期には世界各国の珍品が揃い、「南京町に行けば何でもある」と評判になり、全国各地から買い物客が押しかけるまでに賑わうようになった。漢方薬や季節はずれの野菜、果物から豚の肉塊、鮮魚、ニンニクなどの匂いが混合し独特のムードに溢れた。

その後、昭和20年の空襲で大打撃を受けてしまうが、昭和52年には「南京町を復活させよう」と、残った地元の商店主たちが「南京町商店振興組合」を設立、昭和56年には再興プランがまとまり、東と南に楼門、広場にはあづまやが建ち、日本の中の中華街として戦前をしのぐ繁栄を取り戻し、特に春節祭(旧正月)の龍踊りは、全国的に南京町の名を高らめた。


(資料提供:南京町商店街振興組合)